16.06.09 東京都薬用植物園


ヒヨス


 

ナス科ヒヨス属

学名 Hyoscyamus niger

原産地 ヨーロッパ〜シベリア、中国

一年草

撮影場所 03.7.3 小石川植物園


 薬用植物として栽培されるが、花の色も変わっていて、面白い。

花に細かく入る、脈模様も美しいが、注意が必要な毒草である。

属名ヒヨスチアムスの頭の部分をとってヒヨスと呼んでいる。 

ヒヨスはラテン語で豚を意味し、ヒヨスチアムスは豚にも毒である、

とうい意味である。中国名ロウトウは、のたうちまわるという意味。

スコポラミン、ヒヨスチアミンなどのアルカロイドを含み、鎮痛、鎮静薬の

原料にする。この草を触った手で、目などをこすると、瞳孔が開いてしまい、

非常にまぶしくなってしまい、回復も遅いので、注意が必要。

作用が激しいので、素人は間違っても使用してはいけない。