03.9.12 神代植物園


ホテイアオイ (布袋葵)

別名 ウォーターヒアシンス

ミズアオイ科ホテイアオイ属 

学名 Eichhornia crassipes

原産地 アルゼンチン周辺

多年草


 湖沼の水面に浮かぶ水草で、水槽に浮かべる水草としても売られている。

葉柄の一部が膨らみ中は空洞で、それを浮きにして水面に浮かぶように

できている。 温度さえあれば走出枝(ランナー)を次々とだし水面を覆う。

根は水中を漂うが、水深が浅いところでは水底の泥に中にまで根をのばす。

もともとは観賞用として明治以降導入されている植物だが、最近は野生化した

ものが各地で繁殖しており、時に日本の自生植物を追い出すほどの勢いになり、

害草化して問題になっている。 逆にその繁殖力を利用し、水質浄化に役立てる

研究もされている。 花は英名でウォーターヒアシンス(Water-hyacinth)と

言われるほどで美しい。 淡い藤色の花弁に、一枚だけクジャクの羽のような

模様が入るのが特徴的である。