12.12.26 筑波実験植物園
フジマリモ (富士毬藻)
シオグサ科マリモ属
学名 Aegagropila linnaei var. yamanakaensis
原産地 山梨県
緑藻類
山梨県の富士五湖に生育する大変珍しい緑藻の一種。北海道の阿寒湖
などで有名な球状のマリモの変種とされる。1956年(昭和31年)に
山中湖村立山中小学校の6年生の子が山中湖で球状の藻を見つけ、
校長先生に見せたところ、マリモの一種だと判明したという。その後、
長崎大学水産学部教授、岡田喜一博士によって正式にマリモの変種として
認められた。最初山中湖、河口湖、西湖の3湖で見られていたが、その後の
調査で、2012年精進湖、2013年本栖湖で相次いで見つかり、富士五湖全て
での生育が確認された。河口湖では観光化による環境の悪化で、一時は絶滅
したと思われていたが、2007年の調査で14年ぶりに生育が確認された。