04.8.10 小石川植物園


ヒョウタンウツボカズラ                    

ウツボカズラ科ウツボカズラ属 

学名 Nepenthes x hybrida

原産地 栽培種

常緑低木


 日本ではもっともよく栽培されているウツボカズラで、この種だけは

一般の花屋の店頭で売られている。 葉の先からつる状にのびた柄の先に

捕虫つぼをつける食虫植物である。 この壺の中には消化液があり、虫がその中に

入ると消化されてしまうが、消化能力はそれほどたいしたことはない。

 本種はカーシアナ種(N. khasiana)とグラキリス種(N. gracilis)の交配種で

日本に入ってきたのは昭和の初期だという。 高温多湿を好み、とくに空中湿度が

低いとうまく壺が育たない。 本種はウツボカズラの中でもっとも育てやすい。