06.8.19 夢の島熱帯植物館


インドボダイジュ (印度菩提樹)

 

 

別名 ボダイジュ、テンジクボダイジュ

クワ科イチジク属

学名  Ficus religiosa

原産地 インド、セイロン

常緑高木


 インドやセイロンなどが原産の常緑の高木。現地では巨大な樹木となり、乾燥期に

落葉することが多いようである。ゴムノキなどに近縁の植物だが、葉の質は薄く、つやも

少ない。葉の先が尾のように長くのびるのが特徴である。

 仏教の三大聖樹の一つで、この木の下でお釈迦様が悟りを開いたと言われている。

ちなみに三大聖樹とはボダイジュ、ムユウジュ、サラソウジュである。ボダイジュというと

日本ではシナノキ科のボダイジュを指すが、これは熱帯性のインドボダイジュが、仏教の

伝わった中国では育たなかったため、似たような葉のボダイジュをその代わりに寺院に植えたの

ではなかったと考えられている。本種は仏教以前からも現地で聖樹として崇拝されており、

「森の王」と呼ばれていたと言われている。