17.07.19 東京都薬用植物園
インドジャボク (印度蛇木)
キョウチクトウ科インドジャボク属
学名 Rauwolfia serpentina
原産地 インド、東南アジア
常緑低木
原産地のインドでは、古来より蛇に噛まれた時の薬として用いていたという植物。
しかし、蛇の毒に効くとは思えず、つまりはそれほど薬効が強いということだと思われる。
その科学的作用がわかったのは1942年。血圧の降下作用が認められた。
1952年にはレセルピンというアルカロイドが分離され、血圧降下薬、鎮静剤の原料になった。
レセルピンは精神病患者への治療薬として、新たな道を開いた画期的なものである。
作用は相当強いので、使用は専門家しかできないし、観賞用に家庭で育てるようなものでもない。