03.5.13 都立薬用植物園


インドジャボク (印度蛇木)      

     

 

キョウチクトウ科インドジャボク属 

学名 Rauwolfia serpentina

原産地 インド、東南アジア

常緑低木


原産地のインドでは、古来より蛇に噛まれた時の薬として用いていたという植物。

しかし、蛇の毒に効くとは思えず、つまりはそれほど薬効が強いということだと思われる。

その科学的作用がわかったのは1942年。 血圧の降下作用が認められた。

1952年にはレセルピンというアルカロイドが分離され、血圧降下薬、鎮静剤の原料になった。

レセルピンは精神病患者への治療薬として、新たな道を開いた画期的なものである。

作用は相当強いので、使用は専門家しかできないし、観賞用に家庭で育てるようなものでもない。