03.9.8 東京都薬用植物園
05.11.8 東京都薬用植物園
イヌサフラン
別名 コルチカム
イヌサフラン科(ユリ科)イヌサフラン属
学名 Colchicum autumnale
原産地 ヨーロッパ
多年草
地下に大きな球根を持つ多年草。園芸上では秋咲きの球根植物として
扱われ、土に植えなくても球根の力だけで花を咲かせる面白い性質をもつ。
花が咲いた後は土に植えなくてはいけないが、その後驚くほど大きく幅広い葉を
広げてくる。昔から薬用植物として知られ、痛風などの鎮静剤に使われたと
いう。その成分をコルヒチンといい、染色体を倍化させる作用があり、現在では
植物の育種などに使われている。八重咲きなどの園芸品種もある。
以前はユリ科に属していたが、新しいAPG分類体系ではイヌサフラン科に
独立させられた。