01.6.1 東京都 辰巳公園


イヌツゲ (犬黄楊)

     

     

 

モチノキ科モチノキ属 

学名 Ilex crenata

原産地 北海道〜九州、朝鮮(済州島)

常緑低木


一般に「ツゲ」として植えられているのは本種であるが、実は本当のツゲではない。

本当のツゲはツゲ科の植物で、石灰岩地や蛇紋岩地に生える低木である。

両者は非常によく似ているが、イヌツゲの葉は互生で、ツゲの葉は対生であることから区別できる。

本来のツゲより本種がツゲとして栽培されているのは、丈夫で育てやすく、刈り込みがきれいに

きくからだろう。 雌雄異株で、雌株には花後に黒い実がなり、鳥によって種子が運ばれる。

雌花は一個づつ咲き、雄花はたくさんつく。 写真のものは雄株である。