04.6.18 小石川植物園
04.9.16 小石川植物園
イトラン (糸蘭)
キジカクシ科(クサスギカズラ科)イトラン属
学名 Yucca filamentosa
原産地 北アメリカ南部
常緑低木
姿がエキゾチックで、耐寒性もあるため庭園などによく植えられる
ユッカ類の一つ。アツバキミガヨラン(gloriosa)が東京近辺では1番
よく植えられているが、他にキミガヨラン(recuvifolia)や、センジュラン
(aloifolia)なども見かける。このイトランは、葉が細く、その縁から糸状の
繊維が多く出るためイトランの名がついた。学名のフィラメントサも、電球の
「フィラメント」などと同じ言葉である。
花は初夏に咲き大柄な花序で見ごたえがある。 花は他の種とほとんど同じである。
ランの仲間にもイトランという同じ漢字を使うものがあるが、類縁はもちろんない。
ちなみにイトラン属は以前はリュウゼツラン科に入れられていたが、新しい
APG III分類体系ではキジカクシ科に分類された。