中南米原産のウリ科の果菜で、日本へは最初16世紀にポルトガル船に

よって伝えられた。その時のものは二ホンカボチャ（C. moschata）で、

その後各地に様々に特色のあるカボチャが生まれていった。そして明治時代に

新たにセイヨウカボチャが導入され、以来現在に至るが、栽培の主流になって

いるのはこのセイヨウカボチャのほうである。果肉には甘みがあり、クリカボチャ

の別名がある。カロチンなどのビタミンを豊富に含み、健康野菜としても

知られている。冬至に食べる習慣があるのも、この栄養面からだろうと思われる。

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