04.4.23 東京都薬用植物園


カイケイジオウ 

ジオウ科ジオウ属 

学名 Rehmannia glutinosa f. hueichingensis

原産地 中国

多年草


 根を薬用に用いる植物で、生薬名を地黄(じおう)と言い、補血、強壮、解熱、

緩下、止渇などに用いるという。名前は中国の快慶で栽培されていたものだから

という。日本へ導入されたのは1940年だという。原種はアカヤジオウである。

 薬用としてしか用いることのない植物だが、花も大きくなかなかきれいで、

このまま渋い色合いの観賞用植物としてもじゅうぶん良いと思うのだが。

以前の分類ではゴマノハグサ科に入っていたが、最新のAPG III分類では

ジオウ科に独立させられた。