12.10.8 筑波実験植物園


カキ ‘禅師丸 (ぜんじまる)’

 

 

カキノキ科カキノキ属

学名  Diospyros kaki cv. Zenjimaru

原産地 栽培種

落葉低木


 日本最古の甘柿の品種だと言われているもの。由来は1214年の鎌倉時代に

現在の川崎市麻生区にある星宿山蓮華院王禅寺で偶然に発見されたものだと

いう。果実は丸みを帯びていて、やや小ぶり。種子は大きく可食部分が少ない

が豊産性である。江戸時代より生産し、人気種だったが、新品種の富有や次郎

などが出回ると、次第に市場から姿を消したという。しかし現地ではまだ

多くの木が残っており、農協の直売所などで見かけることができるという。