09.10.29 筑波実験植物園


カキバカンコノキ

 

 

ミカンソウ科カンコノキ属

学名 Glochidion zeylanicum

原産地 屋久島・種子島以南、中国南部・東南アジア

常緑小低木


 日本では屋久島や種子島以南の地域に自生する常緑樹。高さ2〜10m

ほどになるという。名前はカンコノキの仲間で、葉が幅広のカキノキに

似ているからだと思われる。花は葉の根元に小さい黄色の花を固まらせて

咲かせる。カキバカンコハナホソガというガの一種と共生関係にあり、

花粉を運んでもらう代わりに、種子の一部をガの幼虫に提供するという。

カンコノキ属は以前はトウダイグサ科に分類されていたが、APG分類に

よってミカンソウ科に分けられた。