05.4.10 小石川植物園
カキドオシ (垣通)
別名 カントリソウ(疳取草)
シソ科カキドオシ属
学名 Glechoma hederacea subsp. grandis
原産地 日本、朝鮮、中国、東アジア
多年草
地面にはい回り、垣根を通して伸びるからカキドオシ。 シソ科らしく、葉をもむといい匂いがする。
さしずめ、和製のハーブである。 薬効もある。
日当たりのいい場所にふつうに生える多年草だが、花がきれいなので、山草として栽培もされる。
英名はグランド・アイビー。 これもカキドオシと語源が似ている。
漢名は、その葉の形からか、馬蹄草というらしい。
開花時の全草を乾燥したものを、漢方で連銭草といい、子供の疳を取る薬に使われる。
それで、別名の疳取草がある。 ヨーロッパでは風邪の薬にも使われるという。