03.05.07 小石川植物園

08.10.28 筑波実験植物園


カマツカ (鎌柄)      

 

別名 ウシコロシ、ケナシウシコロシ

バラ科カマツカ属 

学名 Pourthiaea villosa var. laevis

原産地 本州、四国、九州、朝鮮、中国、タイ

落葉小高木


 カマツカという名は、その材が固くて、鎌の柄につかわれるためである。 

今では鎌といっても都会人にはピンとこないかもしれないが、昔は生活に

密着したよく知られた植物だったのだろう。花はバラ科の特徴的な花で、

ピラカンサやサンザシなどに似ている。別名のウシコロシは何か物騒な名前

だが、これは牛の鼻輪の材料に使ったとも、牛の鼻に鼻輪を通すための穴を

あけるのに使ったからだとも言われている。秋に赤い実をならせ、甘酸っぱく

食べることができる。紅葉も見られる。