地中海沿岸地域やカナリア諸島原産のイネ科の一年草。1950年に日本で

帰化の報告があるが、それよりもさらに古く幕末にはすでにあったという説も

ある。花穂は全体に楕円形で、瓦状に重なった苞穎が目立つ。苞穎には緑色の

線模様がはっきりと入っていて、よく見るときれいであり、ドライフラワー

などに用いられるという。種子をカナリアの餌にするために導入し、世界中に

広まった。種子は「カナリーシード」と呼ばれ鳥の餌に用いるが、カロリー

が高く、鳥が好んで食べるという。

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