10.5.25 筑波実験植物園


カニノツメ (蟹の爪)

 

 

アカカゴタケ科カニノツメ属

学名  Linderia bicolumnata

原産地 温帯

菌類


 耕作地の周囲や林縁などに生えるキノコの仲間で、ウッドチップを

敷き詰めた場所などにも生えるという。主に秋から初冬にかけて見られる

キノコのようである。姿が独特なのですぐに判別がつく。姿は和名の

とおりカニの爪をゆでたような格好である。しかし日本の柄は頭の部分で

くっついており、輪状であることがわかる。その先端近くの黒い部分が

悪臭を放つ部分で、それでハエ類などを引き寄せて胞子を運ぶものと

思われる。人工の栽培場に出やすい性質のようである。