13.05.08 東京都薬用植物 園

15.05.21 東京都薬用植物 園


カンゾウ (甘草)


  

別名 ウラルカンゾウ

マメ科カンゾウ属

学名  Glycyrrhiza uralensis

原産地 シベリア〜中国(東北部)

多年草


 シベリアから中国の東北部にかけて自生する多年草。根茎に

甘味成分が含まれていて、調味料や薬用に用いられる。この甘味成分は

サポニン、ブドウ糖の他グリチルリチン(glycyrrhizin)というもので、

なんと蔗糖の150倍もの甘さがあるという。利尿作用があるとされ、

漢方で用いる他、しょうゆの甘味料としても知られている。最近は

肝炎やエイズ治療薬としても注目されているという。将来的には中国産

のものに頼らない生産の研究が行われているという。