12.5.26 筑波実験植物園
カラスムギ (烏麦)
イネ科カラスムギ属
学名 Avena fatua
原産地 ヨーロッパ〜西アジア
一年草
ヨーロッパから西アジアにかけての地域が原産だと思われる一年草。
日本へはムギなどとともに持ち込まれたと言われており、史前帰化植物と
呼ばれている。現在は畑の雑草として扱われている。背が高く、芒のある
小穂をたくさんぶら下げるようにしてつける。かつては穀物としても
扱われており、穀物用に栽培されたのがエンバクである。種子につく
芒は水分を得ると回転する性質があり、それによって種子をドリルの
ように土中にうずめる働きがある。