08.7.1 皇居東御苑
カラスウリ (烏瓜)
別名 タマズサ
ウリ科カラスウリ属
学名 Trichosanthes cucumeroides
原産地 本州(東北南部以西)〜九州、中国(山東省〜広東省、海南島)
つる性多年草
つる性の多年草で、日当たりの良い場所の木などにからみついて生育する。
山地に生えるが市街地でもよく見られる植物で、植え込みやフェンスなどに
絡みついているのを見かけることがある。地下には大きな塊根がある。
花は夏期に咲き、夕方から夜にかけて咲く。花弁の先が糸状に変化してのび
優美な姿をみせる。花は白で主に夜行動するガを受粉者として利用する。
花後に朱紅色に熟す果実をつけ、秋枯れの中でよく目立つ。別名のタマズサ
は「玉章」のことで、種子が結び文のような変わった形をしていることから
つけられた。