08.10.8 東京都薬用植物園
10.9.6 札幌百合が原公園
トリカブト (鳥兜)
別名 カラトリカブト、カブトギク、ハナトリカブト
キンポウゲ科トリカブト属
学名 Aconitum carnichaelii
原産地 中国
多年草
塊根を「附子(ぶし)」または「烏頭(うず)」と呼び、
薬用に用いることで知られる植物である。主要成分はアコニチンなどの
アルカロイドで、強心利尿作用などがあるため、心臓の薬として
利用されるという。しかしアコニチンは猛毒であるため、専門家が
扱わなければ簡単に命を奪う恐ろしいものでもある。トリカブトは
世界に約300種あるといわれているトリカブト属類の総称であるが、
中国産で一般に薬用に用いられる本種を代表して呼んでいるようだ。
ちなみに中国では薬用に用いられる種は本種の他にも数種類ある。