14.4.16 京都府立植物園


カワセミソウ (翡翠草)

 

 

サギゴケ科サギゴケ属

学名 Mazus quadriprotuberas

原産地 本州(京都府)

多年草


 京都府にのみ地生が見られるという希少な植物。いっけん、サギゴケ

似ているが、花が細長い筒状であることが違う。花色は淡い紫色で、

黄色い斑点部分が正面だけでなく、筒の部分にも見られる。2000年に

米澤信道氏によって記載された比較的新しい種であり、氏によると命名由来

はサギゴケのサギから、同じ鳥のカワセミを思い浮かべ、それに被子植物で

あるからコケではなく草をつけ、カワセミソウとしたのだという。

自生地が限られていて、数も少ない植物であることから、絶滅も心配されて

いる。ぜひ末長く生き延びて欲しいものである。