04.4.30 神代植物園


キダチベゴニア (木立ちベゴニア)

別名 ベゴニア

シュウカイドウ科シュウカイドウ属 

学名 Begonia sp.

原産地 栽培種

多年草


 キダチベゴニアとは園芸上の呼び名で、直立茎をもち、地下に塊茎や球根を

つくらない品種群をさすようである。 多くの品種をもち、室内観賞用として

広く栽培されている。 寒さにも比較的強く、丈夫で育てやすい品種が多いので

家庭向きのベゴニアといえるだろう。 花の豪華さは球根ベゴニアや、今流行りの

リーガースベゴニア(エラチオールベゴニア)などには劣るが、丈夫さでそれを

カバーしている。葉の色や斑のいり方にも変化があり、観葉植物としても価値が

高いものである。

 形状から5つの分け方があるとされている。 茎が硬くなり、矢竹のように節を

持ち、背が高くなるタイプを、矢竹型(Cane Laik)。 茎が軟らかく、株元から

茎が複数立ち上がり株立ちになるものを、叢生型(Shrub Laik)。

茎が多肉化して、枝分かれしないものを、多肉茎型(Thick Stemmed)。

茎が細くつる状になり、絡ませたり垂れ下げたりして育てるものを、つる性型

(Trailing Scandent)などと呼ぶという。

一般に多く見かけるものは矢竹型タイプだろうと思われる。 繁殖は挿し木による。