04.4.23 東京都薬用植物園
11.7.5 北大植物園
キハダ (黄蘗)
別名 ヒロハノキハダ
ミカン科キハダ属
学名 Phellodendron amurense
原産地 北海道〜九州、アジア東北部
落葉高木
山地に生え、高さ25メートルほどにもなるという落葉高木。大きな羽状複葉を
もち、ゆったりと枝を広げる。古くより樹皮の内側を薬用に用い、染料にも
使われる。樹肌は厚いコルク質に覆われているが、それを剥がすと、内側に
目にもまぶしい黄色の肌があらわれる。この部分には健胃作用のあるベルベリンが
含まれており、なめると異常に苦い。吉野地方や高野山で製造される胃腸薬の
「陀羅尼助(だらにすけ)」の原料である。