04.7.14 新宿御苑
コチョウラン (胡蝶蘭)
別名 ファレノプシス
ラン科ファレノプシス属
学名 Phalaenopsis sp.
原産地 栽培種
多年草
コチョウラン(胡蝶蘭)というきれいな名前で、高級鉢物として贈答品などにかかせない人気となっている花。
昔は高価で、お金持ちのイメージがある憧れの花だったようだが、今では大量生産され、比較的安価で購入できる
ようになった。 もっとも、高温性のランなので、温室のない設備ではまともに咲かせるのは難しい。
しかし、最近の鉄骨住宅は保温性がいいので、見事な花を咲かせる人も出てきているようだが。
ファレノプシス属は熱帯アジアを中心に、ヒマラヤ、オーストラリア、台湾に約50種ほどが生育している。
属名はphalaina(ガ)と opsis(のような)の2語の合成語で、「ガのようなラン」という意味である。
みんなが憧れるコチョウランが「ガのようなラン」とは皮肉なものである。
現在のコチョウランは、原種のアマビリス(amabilis)から改良されてきた品種群である。