16.04.27 筑波実験植物園


クゲヌマラン (鵠沼蘭)

  

  


ラン科キンラン属 

学名  Cephalanthera longigolia

原産地 北海道〜九州、ユーラシア温帯域〜アフリカ北部

多年草

 日本の全域と、ユーラシア温帯域からアフリカ北部にかけて

かなり広い地域で見られるランの一種。落葉広葉樹林やクロマツ林の

林床に生育する。近年は都市の公園などにも見られるほどに生育地を

拡げているようである。ギンランササバギンランに似るが、ギンラン

よりは背が高く葉数も多く、ササバギンランのように葉は細くはない。

花には距の部分が短く、その部分も見分けるポイントとなる。

まだ図鑑などの記載も少なく、これから知られていくであろう野生ランで

ある。