04.4.3 東京都薬用植物園

06.3.8 神奈川県立フラワーセンター


ウケザキクンシラン (受咲き君子蘭)   

  

  

別名 クンシラン

ヒガンバナ科クリビア属 

学名 Clivia miniata

原産地 南アフリカ

多年草


 正式な名前はウケザキクンシランで、本来のクンシラン(C. nobilis)は下向きの花を

つけ華やかさに欠けるものである。 現在ではこちらのほうを普通にクンシランと呼んでいる。

常緑の大柄の葉と、上向きにまとめて咲く朱色の花が見事で、君子蘭という高貴な名も

うなづける。 葉はそれだけでも美しいが、さらに斑がはいると素晴らしくなる。

 長らく花色は朱色一色で変化がなかったが、最近黄花、正確にはクリーム色の品種が

出てきて人気が再燃している。 花芽が出来てから三年たってから花の咲く性質がある。

 寒さには強いが霜や雪には弱いのでなるべく暖かいところで冬越しをするが、暖房の効いた

部屋などに置くと、花茎がのびずに咲くので注意する。 強い陽射しを受けると葉焼けを

起こすので、明るい日陰で栽培するとよい。 それと根が太く、加湿に弱いため、砂中心の

水はけのよい土で作る。