04.7.8 白馬村
10.10.2 つくば市
クリ (栗)
別名 シバグリ
ブナ科クリ属
学名 Castanea crenata
原産地 北海道(西南部)〜九州(屋久島まで)、朝鮮中南部
落葉高木
秋の味覚として日本人なら知らない人もいないほどである。
イガのついた果皮と、その中の大きな種子が特徴であり、実がついている時なら容易に
見分けることができるが、葉はクヌギ(Q. acutissima)などに似ている。
よく街で売られている天津甘栗は中国産のクリで、日本のものはあれほど甘くなく、
渋皮も剥けにくい。クリはヨーロッパでも食べられており、フランスのマロングラッセは
有名なお菓子である。日本でははるか縄文時代から食べられており、イネが伝来する前は
集落のまわりに植えられて採集されていたようである。しかし、甘すぎるのか、主食には
なりえなかったようである。育てやすく丈夫なので、家庭むきの果樹でもある。