10.9.5 北大植物園
10.9.5 北大植物園
クロビイタヤ
ムクロジ科カエデ属
学名 Acer miyabei
原産地 北海道南部・秋田県北部・岩手県・長野県菅平
落葉高木
山地の湿った林内に生育する、カエデの一種。日本固有の種で、北海道の南部や
東北地方、そして長野県の菅平に隔離分布しているという。樹皮がイタヤカエデに
似て、黒みを帯びているのでクロビイタヤの名がついた。北大植物園の初代園長で
ある宮部金吾博士によって、明治17年、日高地方で発見されたという。当園に
とって縁の深い植物である。