17.05.02 野川公園
17.05.02 野川公園
クサノオウ
ケシ科クサノオウ属
学名 Chelidonium majus var. asiaticum
原産地 北海道〜九州、東アジア
一年草
人家の周辺などに多い一年草。空き地などに他の草花と混じって生えている。
花は四弁で、真ん中の棒状の雌しべが曲がっていて特徴的である。鮮やかな黄色の花弁はよく目立つ。
和名のクサノオウは草の王だとか、草の黄だとか言われるが定かではないという。
葉は羽状に切れ込み、毛が多い。ヨーロッパや西アジアにも分布するというが、染色対数が違うので変種と
して扱われている。茎葉を切ると橙黄色の乳液が出る。その液にはアルカロイドが含まれており、
薬としても使われるが有毒で危険である。花時の全草を乾燥したものを白屈菜(ハツクツサイ)と呼び、
痛み止めに使われた。尾崎紅葉が末期ガンの痛み止めに使用したという。