03.7.7 尾瀬
クワガタソウ (鍬形草)
オオバコ科(ゴマノハグサ科)クワガタソウ属
学名 Veronica miqueliana
原産地 東北地方南部〜紀伊半島
多年草
山地の木陰に生える多年草で、10〜20cmほどになる。
名前の由来のクワガタとは、果実につくガク片の形が、昔のかぶとの
鍬形に似ているためといわれている。
葉っぱはまるで違うが、花は平地でみるオオイヌノフグリに似ている。
しかし花色が紅紫色というのが違う。よくよく見るときれいな花で、
こういう花はじっくりと見たいものである。
近年提唱された、DNA解析による新しいAPG分類法では、本属は
ゴマノハグサ科から離され、オオバコ科に移されることとなった。
素人目にはオオバコと本種とが近い関係であると言われてもにわかには
信じがたい事実だが、DNAはそうなっているのかと思うと不思議な感じ
である。