04.8.6 神奈川県立フラワーセンター
06.7.22 神奈川県立フラワーセンター
キュウリ (胡瓜、黄瓜)
ウリ科キュウリ属
学名 Cucumis sativus
原産地 インド北西部
一年草
原産地はインドと言われ、そこからシルクロードを通ってはるばると日本まで
伝わってきた。 西洋ではギリシャ・ローマ時代から栽培されていた、起源の古い
野菜である。 中国にも5〜6世紀にはすでに入っているとされ、日本には平安時代
の「和名類聚抄(わめいるいじゅしょう)」にすでに記載があるという。
日本では生食や漬物として食べられ、欧米では酢漬けのピクルスが有名である。
しかし江戸時代の日本ではキュウリは下等の瓜とされ、あまり人気がなかった。
現在のように欠かせない野菜となったのは明治以後だという。 独特の青臭さが
あり、現在でも好き嫌いのある野菜ではある。 川に住む妖怪のカッパの好物と
しても知られるもので、お寿司でキュウリを巻いたものを「カッパ巻き」と呼ぶ。
カッパがキュウリの好物とされているのは、カッパの総本家「水天宮」の紋章が
キュウリの切り口に似ているためという説がある。