12.5.9 筑波実験植物園


リカノプテリス・ロマリオイデス

 

 

ウラボシ科リカノプテリス属

学名  Lecanopteris lomarioides

原産地 フィリピン

多年生シダ類


 フィリピンの熱帯雨林中に自生していると思われる、着生シダの

一種。葉は羽状に深く切れ込み、羽片の先は鈍頭である。葉の途中

から胞子葉に変化しているようにも見える。特徴的なのは根元で、

木に着生している元の部分が膨らんで、おそらくこの部分にアリを

住まわせるアリ植物だと思われる。日本の植物にはあまり見られない

珍しい形態である。