05.3.9 神代植物園


リカステ

ラン科リカステ属 

学名  Lycaste sp.

原産地 中南米

多年草


 リカステ属は中南米に約35種が分布する着生ランの仲間。

3枚の大きな萼片が特徴で、全体的に三角形の形をしている。

花形が明快で、大輪。 そして清楚な花色が特徴で、とても

ふくよかで上品な感じのするランである。 属名も、トロイ

最後の王プリアム(Priam)の美しい娘リカステ(Lycaste)

に因むというから、その美しさを表している。 多数の交配種

が作られており、ランの展示でよく見かける花である。

交配種は楕円形の大きなバルブをもち、そこから巨大な葉を

展開させる。 原種には小さく可愛い種もある。

アングロア属(Anguloa)と近縁で、属間交配のアングロカステ属

がつくられている。