04.8.6 神奈川県立フラワーセンター


マダケ (真竹)                    

別名 ニガタケ

イネ科マダケ属 

学名 Phyllostachys bambusoides

原産地 中国

多年生常緑竹


 日本でも古来より栽培され、日本の代表のようになっているタケだが、

古い時代に中国より導入された植物だという。 しかし日本に広く野生も見られ、

日本自生説もある。 竹材としてもっとも多く利用されるもので、かのエジソンの

電球の発明に使われたフィラメントの材料もこのマダケである。

 竹取物語で、かぐや姫が入っていたタケもこのタケと言われている。 人間の

子供が入っていたイメージからすると、少なくとも一番太いモウソウチクを想像

するが、モウソウチクは江戸時代に入ってきた比較的新しい輸入植物で、竹取物語

とは時代があわない。 庭園の材料として使われるタケだが、その皮も物を包む

のに使われる。 用途の広い、実用的なタケだが、たけのこは苦味がある。

そのため、ニガタケ(苦竹)の別名もある。