15.02.11 小石川植物園
マンサク (満作)
マンサク科マンサク属
学名 Hamamelis japonica
原産地 本州、四国、九州
落葉小高木
マンサクは春早く咲く花の代表のひとつである。
その名の元は諸説ある。まず、春早く、他の木よりも先に「まず咲く」から
「まんさく」になった説。これは一番語呂がいい。次に、その花が枝いっぱいに
つく様子から「豊年満作」を連想して「満作」の説。最近のニュースで、この
マンサクが謎の奇病で次々と枯れてきているという。特に西の地方で被害が
ひどいらしく、この花を楽しみにしている人たちを嘆かせている。
はやく原因の究明をしてほしいが、これは最近の地球温暖化とは関係ないのだろうか?
マンサクの花というのはよく見ると面白い。まるで紙テープがほどけていくような
印象を与える。花は互いにくっつくように咲き、ごちゃごちゃと花びらも絡み合い、
その姿も変わっている。日本ではあまり花木として鑑賞対象にならないのか、
品種改良はされていないが、ヨーロッパでは園芸品種が作られているという。