03.4.24 川口グリーンセンター
07.9.29 都立木場公園
マルメロ
バラ科シドニア属
学名 Cydonia oblonga
原産地 中央アジア(イラン、トルキスタン)
落葉小高木
ヨーロッパではローマ時代から栽培されていたという、古い歴史を持つ果樹。
その実は生では食べれないが、芳香がすばらしく、ジャムやゼリーに加工される
ほか、果実酒としてもよい。扱いとしては中国産のカリンと似ているが、花は
葉が展開してから咲き、薄桃色で美しい。日本には1634年に渡来したという
から、栽培の歴史は古いはずだが、あまり一般には知られていないようだ。
栽培地の長野県の諏訪地方では、マルメロとは呼ばれず「カリン」と誤って呼ば
れているが、そのまま定着してしまっているようだ。