メキシコの南部から南米の北部にかけての地域に自生するつる性の

多年草。葉は大きなハート形幾筋もの葉脈が目立つ。根元に大きな

球根があるが、その表面が亀甲模様に割れる姿が特徴的である。

日本では食用にされるヤマノイモの仲間だが、球根の様子はだいぶ違う

ものである。この仲間では近縁のエレファンティペス種が有名で、

「亀甲竜」という園芸名で普及していて、それに似た本種は

「メキシコ亀甲竜」という名がつけられている。同様に観賞用として

栽培されるが、こちらのほうがマイナーである。

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