08.8.4 筑波実験植物園


ミジンコウキクサ (微塵子浮草)

 

 

サトイモ科(ウキクサ科)ミジンコウキクサ属

学名  Wolffia glogosa

原産地 本州(関東以西)〜沖繩・東アジア〜東南アジア・オーストラリア・アフリカ

一年草


 池沼や水田などに生育する一年草。水面に浮かんで生活する。

特徴的なのはその身体の小ささで、本種は花をつける植物のなかで

世界最小である。写真に写っている大型のものは他の種のウキクサ

である。日本では関東以西に自生し、アジアからアフリカまで広く

生育している。これは渡り鳥の体に付着して遠くに運ばれるからと

思われる。実際にその場で見るとその小ささに正直驚く。遠目だと

藻の1種に思えるだろう。なお、ウキクサ科はDNA解析を用いた

新しいAPG分類によると、サトイモ科に含まれるようになったらしい。