07.7.20 筑波実験植物園


ミクリ (実栗)

 

 

ガマ科ミクリ属

学名  Sparganium erectum

原産地 北海道〜九州、アジア、ヨーロッパ、北アフリカ

多年草


 日本全国の池沼に生える水生植物で、浅い水底から直立して

生える。草丈は1メートルほどになり、6〜8月に花茎を立ち上げて

開花する。花茎は枝分かれし、下部に雌花、上部に白い雄花をつける。

雌花の果実がクリのいがのように見えることから実栗(ミクリ)の名が

ついたという。水生植物は分布の広いものが多いが、本種も北半球の

湿地に広く分布しているようだ。以前の分類ではミクリ科だったが

新しいAPG III分類でガマ科に含まれるようになった。