山地の林下に生える多年草で、春早くに先駆けて花を咲かすことからユキワリソウの

別名もある。　園芸的にもユキワリソウの名で流通しており、定着している。

しかし、ユキワリソウの名をもつ植物は他にあり、そちらのほうは逆にあまり知られて

いない。　三角草の名は、葉の形からついている。　太平洋側に生育するものは白花が

多いが、日本海側に生育するものは様々な花色がある。　変異が多く美しいため、

観賞用に人気があり、愛好家も多数いる。　ミスミソウだけの展示会も開かれるほどで

あり、珍種は高価にとりひきされる。　そのため、園芸目的に乱獲されることがあり、

絶滅が心配されている。