04.7.25 国営武蔵丘陵森林公園


ミズヒキ (水引) 

     

     

 

タデ科ミズヒキ属 

学名 Antenoron filiforme

原産地 北海道〜沖縄、朝鮮、中国、インドシナ、ヒマラヤ

多年草


和名のミズヒキは、贈り物の飾り紐につかわれる水引に見立てられてのことである。

林の中に普通に見られる多年草だが、その細長い花序はまさに水引を連想させる。

しかしとても地味な植物なのだが、けっこう庭などに植えられ親しまれている。 姿が清楚でいいのだろうか。

この花は撮影がとても難しい。 この細い花序はオートフォーカス泣かせで、マニュアルでないとほぼ無理だろう。

オートフォーカスが効かないとなると、現在のコンパクトデジカメではまず映せそうにない。

ついでに言うが、植物には他にもイネ科やカヤツリグサ科、イグサ科など細長い体をもったものがけっこう多い。

こういったものはオートフォーカスが効かないので、植物を撮るのには不向きな機能なのかもしれない。

しかし、現在売られているデジカメなどは、高級機を除き、ほぼ全てがオートフォーカスのみの機種である。

花に近寄れるマクロ機能に優れたものがありながら、一方で撮れない植物が存在するのというのは、なんとも

アンバランスなような気がする。

どこにでもあるが、生半可では映せない花なのである。