06.2.19 夢の島熱帯植物館

10.3.4 筑波実験植物園


モモタマナ

 

 

別名 コバテイン、シマボウ

シクンシ科モモタマナ属

学名  Terminalia catappa

原産地 沖縄、小笠原、熱帯アジア〜ポリネシア

常緑高木


 日本にも沖縄や小笠原に自生し、広く熱帯地方に分布する海岸植物。

葉は大きく輪生につく。果実が水に浮く構造をもち、海流に乗って運ばれる。

果実の中の種子は油脂が豊富で、カントリーアーモンド(Country almond)

などと呼ばれ食用にされる。果実のタンニンはマレーシア地域でお歯黒の

原料にもされた。材は建築材や舟材とされた。

成長が早いので、熱帯では緑陰樹として庭木や公園樹、街路樹などに利用される。

モモタマナの名は、モモは果実の「桃」、タマナはタヒチ語でオトギリソウ科の

テリハボクを指す言葉からついているという。テリハボクも同様に熱帯の海岸地域

に広く分布する樹木である。