03.8.12 栂池


モウセンゴケ (毛氈苔)   

     

 

モウセンゴケ科モウセンゴケ属 

学名 Drosera rotundifolia

原産地 北海道、本州、四国、九州

多年草


葉につやつやとした液が光って、毛氈をひいたように美しいことからモウセンゴケの名がある。

その粘液で虫を捕らえ、消化する食虫植物。 虫を捕らえることから獰猛なイメージがあるが、

いかにも弱々しそうな姿が印象的でもある。

自分の、小さいころからの憧れの植物で、それでも初めて野生のモウセンゴケを見たのは、学生時代に

屋久島に行ったときだった。 その後、山などに登って湿地でこの植物に出会うたびに、懐かしい人に

出会ったときのような気持ちになる。 何度か栽培も試みたが、やっぱりこれは野にあってこそだな、と

思う。