陽当たりのよい樹上や岩の上などに着生せいて生育するランの仲間。

肉厚の葉が交互についている様子をムカデに見立てムカデランの名が

ついているが、花は小さいながらきれいな色をしており、名前にそぐわない。

地味な花だが、野生ランの愛好家には知られた花である。そのため園芸目的の

採取の被害にあい、現在は絶滅寸前となっているという。　もともとそれほど

繁殖力の強くない植物なために、採取などすればひとたまりもないだろう。

日本に自生するランの仲間には同様な理由で絶滅が心配されるものが多数存在

する。そろそろ愛好家と言われる人たちは考えたほうがいいのではないだろうか。