04.9.16 小石川植物園

07.3.4 東京都薬用植物園


ナギイカダ (梛筏)                          

  

  

キジカクシ科(クサスギカズラ科)ナギイカダ属 

学名 Ruscus aculeatus

原産地 地中海沿岸

常緑低木


 草のように見えるがごく小さい木である。葉のように見えるものも実は

茎の変化したもので、本当の葉ではない。このような葉を葉状枝という。

雌雄異株で、雌株には赤い小さな実がなる。この仲間にはその実を食用に

栽培するものもある。葉状枝の先は鋭いトゲになっており、そのため

獣除けの生け垣などにつかわれる。日本へは1860年代に入ってきたという。

 なお、ナギイカダは以前はユリ科に入れられていたが、DNA解析を用いた

最新のAPG分類方式ではキジカクシ科として分離された。