07.3.1 東京ドーム


ナゴラン (名護蘭)

 

 

ラン科ファレノプシス属

学名  Phalaenopsis japonica (= Sedirea japonica )

原産地 本州(伊豆七島、紀伊半島、福井県、隠岐)、四国、九州、沖縄、朝鮮南部

多年草


 名前は産地の沖縄県の名護に因んでいる。暖地に生育するラン科の

着生植物である。葉は長楕円形でバルブは持たず、根は太い。洋ランと

して知られるコチョウランを小型にしたような姿をしている。

花の数は栄養状態によって変化するが、数輪から10輪ほどである。

花は黄緑色を種としたもので、華やかさはあまり無いが、そのかわり

すばらしい芳香がある。野生ラン愛好家によって栽培もされるが、最近

その香りに注目が集まり、試験的に香水の原料などにされている。

以前の分類では一属一種の独立種として知られていたが、近年のDNAを

用いた新しい分類で、ファレノプシス属に統合されることになったようだ。