17.07.13 神代植物園
ナゴラン (名護蘭)
ラン科ファレノプシス属
学名 Phalaenopsis japonica (= Sedirea japonica )
原産地 本州(伊豆七島、紀伊半島、福井県、隠岐)、四国、九州、沖縄、朝鮮南部
多年草
名前は産地の沖縄県の名護に因んでいる。暖地に生育するラン科の
着生植物である。葉は長楕円形でバルブは持たず、根は太い。洋ランと
して知られるコチョウランを小型にしたような姿をしている。
花の数は栄養状態によって変化するが、数輪から10輪ほどである。
花は黄緑色を主としたもので、華やかさはあまり無いが、そのかわり
すばらしい芳香がある。野生ラン愛好家によって栽培もされるが、最近
その香りに注目が集まり、試験的に香水の原料などにされている。
以前の分類では一属一種の独立種として知られていたが、近年のDNAを
用いた新しい分類で、ファレノプシス属に統合されることになったようだ。