山地の林内に自生する多年草。地下に太い根茎をもつ。

細長い茎を立ち上げてササ類に似た葉をつけていく。茎は途中で

弓状に曲がり、そこにぶらさげるように筒状の花を咲かせる。

花色は白で先端はやや緑色がかかり、平開しない。近縁のアマドコロ

とは姿形がよく似ていることから混同されがちだが、アマドコロの

茎には目立った角張った陵があるのに対し、ナルコユリのほうは

滑らかな円柱形をしているところが相違点である。迷った時は茎を

さわってみればわかる。

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