17.04.08 小石川植物園
ナツグミ (夏茱萸)
グミ科グミ属
学名 Elaeagnus multiflora
原産地 本州(静岡県、愛知県、紀伊半島)、四国(高知県)、九州(鹿児島県)
落葉小高木
小枝は葉柄とともに帯黄赤褐色の鱗片におおわれる。葉は倒卵形から円形。
表面には初め銀色の鱗片がある。葉の裏にも銀色の鱗片があり、その上に枝と
同じ帯黄赤褐色の鱗片がつく。花は地味だが、花後に6月ごろに赤く色づく
果実が有名である。果物として店に並ぶことはないが、
甘酸っぱく食べることができる。グミは農村の風景とよくあう、素朴な果実である。
材は、鍬などの柄などに利用され、有用木であることがわかる。