03.5.25 筑波実験植物園
07.9.18 筑波実験植物園
ナツメヤシ (棗椰子)
ヤシ科ナツメヤシ属
学名 Phoenix dectylifera
原産地 不明
常緑高木
アラブ地域で主食として重要な作物となっているヤシの一種。
原産地は詳しくはわかっていないが、おそらくメソポタミア付近だろうと
思われている他、アフリカ起源説もある。古い時代より栽培化されており、
紀元前6000年にはすでに作られていたと言われている。
果実は「デーツ」と呼ばれ、豊富なビタミンC、食物繊維、炭水化物を含み
カロリーも高い。乾燥地でも栽培でき、デーツも長期保存ができる。
砂漠での重要な携帯食として遊牧民にはなくてはならないものになっている。
現在の主な生産地はエジプト、イラン、サウジアラビアなどである。
年中緑の葉を繁らせ、果実の他、幹、枝、葉、髄、繊維とどれも利用できる
ため、生命や富の象徴として、古くから神聖視されてきた木でもある。